牛肉の糖質量
牛肉の糖質量は、牛バラ肉(カルビ)100gあたり0.1g、牛ヒレ肉で0.5gとかなり低くなっています。
ダイエット中に食べる肉は脂身が少ない赤身肉を選ぶことが多いのではないでしょうか。
特に年齢が高くなると脂身が胃もたれするなど負担に感じ、赤身を選びがちですよね。
しかし、私自身脂身を避けても太ってしまい、ダイエットに失敗した経験があるのです。
そこで今回は、牛肉の糖質量と食べてダイエットに失敗した理由、経験を活かした取り入れ方、牛肉のGI値とおすすめレシピ、部位別の糖質量などについてまとめてご紹介します。
牛肉の糖質を考慮してもダイエットに失敗した理由
牛肉はどこの部位でも糖質は低いですが、脂質をカットすることで腹持ちが下がったからです。
脂身は太るというイメージがあるのはよくわかりますが、腹持ちをキープするにはある程度脂質が必要になります。
そのため、モモなど赤みの部分ばかり選んでいても満腹感が持続せず、ダイエット中にどか食いに走ってしまったのです。
カルビが食べたい時でも我慢していたのに思うような結果が出ず、悲しい思いをしましたね。
経験を活かした牛肉の取り入れ方
そうした経験をしてからは、むやみやたらと赤みの多い部位ばかり選ぶことはしていません。
むしろ、できるだけ脂身が多い部分を取り入れるようになりました。
霜降り牛などが理想的ですが、高価なのでなかなか手が出ないという人がいるかもしれません。
しかし、大切に食べるようになって満腹感を増すことができるでしょう。
結果的に腹持ちが高くなり食事量をトータルで減らすことに繋がります。
年齢が上がると脂身は胃もたれするからと遠慮しがちですが、それでも美味しく食べられるうちは食べてダイエットになるのでおすすめです。
牛肉のGI値
牛肉のGI値は、牛サーロイン赤身で45、牛ひき肉で46ほどとなっています。
最も高い部位である牛レバーでも49とかなり低い数値ですね。
GI値とは血糖値の上げやすさを数値化したもので、高いほどインシュリンを分泌させ血糖値があがります。
低いと血糖値を上げにくいため、体脂肪蓄積に繋がらず、糖質制限ダイエットに向いているとされています。
ダイエットをスムーズに続けるためには牛肉は使える食材だと言えますね。
牛肉のおすすめレシピ
牛肉を使ったレシピで糖質を抑えたアレンジをここでご紹介したいと思います。
日々の献立に役立ててみてください。
牛肉野菜炒めカレー風味(糖質量1人分推定5g)の材料 (1人分)
- 牛細切れ肉 60g
- ピーマン 2個
- ズッキーニ 1/2
- 塩、こしょう 少々
- カレー粉 小さじ1/2
- サラダ油 大さじ1/2
- にんにく 1片
牛肉野菜炒めカレー風味
- ピーマンは細切りに、ズッキーニは半月切りにする。
- 牛肉は大きい場合食べやすい大きさにカットする。
- にんにくはみじん切りにする。
- フライパンにサラダ油をひき、にんにく、牛肉の順に炒める。
- 牛肉に火が通ったらズッキーニとピーマンを加え塩こしょうをふって味付けをする。
- カレー粉をふるように加え、全体に馴染んだら完成。
牛肉の部位ごとの糖質量
牛肉とひとことで言っても部位ごとに栄養価が異なっています。
それぞれの糖質量をまとめて比較してみましょう。
牛バラ肉(脂身つき) 0.1g
牛肩ロース肉 0.2g
牛もも肉 0.6g
牛ヒレ肉 0.5g
牛ランプ肉 0.5g
牛レバー 1.9g
牛肉サーロイン(脂身つき)0.3g
牛肉サーロイン(赤身)0.4g
牛ロース(脂身つき) 0.2g
牛タン 0.1g
牛ひき肉 0.5g
こうして見ると、部位によって多少糖質量が異なること、そして脂身が多くても糖質量には関係ないことがわかりますね。
糖質制限をする場合にはレバーを避けることにだけ気をつければ、他の部位は安心して食べられそうです。
ただ、ダイエットには脂身が必要なので赤身だけよりも脂身が含まれている部位やもも肉などをおすすめします。
まとめ:牛肉は糖質は少なくて安全だが、赤身肉でなく脂身を食べて腹持ちを上げよう
牛肉はいろいろな部位がありますが、全体的にみて糖質量は少ないので糖質制限ダイエット向きだと言えます。
ただし、脂身を避けてしまっては腹持ちが悪くなるので赤身だけを食べることはおすすめできません。
食べるなら脂質がしっかりと含まれているサーロインや牛バラ肉、もも肉などを選ぶ方が良いでしょう。
脂身はうまみの素ですし、食べると満足感を感じられるのでダイエット中のストレス解消にもなりますよ。
糖質を上げないように工夫して揚げ物などにして、タルタルソース(糖質量100gあたり4.3g)をつけて食べるとまた腹持ちが高くなるのでおすすめです。
ダイエットは糖質を摂りすぎないことも大切ですが、腹持ちという視点を取り入れるとぐっと成功率が上がります。
痩せたいと悩んでいるあなたも、ぜひこのポイントを抑えて日々のダイエットを軽快なものにしていきましょう。