パイナップルの糖質量
パイナップルの糖質量は、1人前(180g)あたり21g、1個あたりで126gとかなり多いです。
フルーツの中でもバナナ(1本あたり21g)と同じくらいの量となっています。
夏などにさっぱりした味のフルーツとして食べたくなるパイナップルは、糖質制限ダイエットには不向きだと避ける人が多いようですね。
しかし、ただ闇雲に避けていて逆にダイエットに失敗してしまった経験が、私にはあるのです。
そこで今回は、パイナップルの糖質量と食べてダイエットに失敗した理由、経験から学んだ取り入れ方、パイナップルのGI値、おすすめのレシピと正しい食べ方などについてまとめてご紹介していきます。
パイナップルの糖質を考慮してもダイエットに失敗してしまった理由
パイナップルの代わりに糖質の少ない野菜などを積極的に食べていて、満足できずに過食してしまったからです。
確かに糖質を下げるという意味では、野菜の豊富なサラダなどは優秀なメニューですし、ダイエット向けとされています。
しかし、脂質が少ないので腹持ちが悪く食べてもすぐにお腹が空いてきてしまうのです。
そして結局間食など食べる回数と量が増えて、リバウンドしてしまったのでした。
しかも野菜ばかりでは食べたいものが食べられないので、そのストレスも相まってどか食いに走ったことが何度もあります。
ダイエット中の痛い経験でしたね。
経験を活かしたパイナップルの取り入れ方
そんな経験をしてからというもの、パイナップルが食べたくなったら素直に食べるようにしています。
腹持ちを上げることがダイエット中のポイントとなるので、フライなど脂質の多い食事の後にデザート的に少量食べるだけにしています。
そうすると、食事で満足感を得られるのでパイナップルを大量に食べなくても済むからです。
パイナップルに含まれている消化酵素がタンパク質の消化吸収を促すため、しっかりパイナップルを食べるとせっかくの腹持ちが下がってしまいます。
サーロインステーキ(糖質量100gあたり0g)やとんかつ(1人前10~20g)といった肉料理の後に食べるならごく少量にしましょう。
腹持ちを上げることに注目すればパイナップルを食べても、ダイエットを妨げることなく食事が楽しめるのです。
パイナップルのGI値
パイナップルのGI値は66です。
これはフルーツの中でもトップを争う数値で、マンゴー(60)や桃の缶詰(64)よりも上となっています。
かなりインシュリン分泌を促し、血糖値を上げやすいのでダイエット中はできる限り避けた方が良いでしょう。
どうしても食べたい時にごく少量食べるようにしたいですね。
パイナップルのおすすめレシピと正しい食べ方
パイナップルは酢豚などにも使われているため、料理の具材というイメージが湧きやすいのではないでしょうか。
糖質制限ダイエットにも使えるおすすめのレシピをご紹介します。
パイナップル豚肉巻き 酢豚風(糖質量1人分あたり推定20g)の材料
- 豚肉薄切り 200~250g
- パイナップル 輪切り1〜2枚
- 塩、こしょう 少々
- 片栗粉 少々
- 米油(サラダ油) 適宜
- 調味料(しょうゆ 大さじ1強、酒大さじ1、酢大さじ1)
パイナップル豚肉巻き 酢豚風の作り方
- 調味料を混ぜる。
- パイナップルを4分の1にカットする。
- 豚肉をパイナップルに巻く
- 塩とこしょうをして片栗粉をまぶす。
- 米油をひいたフライパンに、巻き終わりを下にして入れ加熱、両面に軽く焦げ目をつける。
- 肉に火が通ったら弱火にして1のタレをからめて完成。
脂質の多い食事の後にデザートとして食べる
肉と相性の良いパイナップルは、ぜひ肉料理の後に少量食べることをおすすめします。
消化が良くなって体にタンパク質が体にしっかりと吸収されていくでしょう。
パイナップル自体とパイナップルジュースの糖質比較
パイナップルとジュースにした時では糖質量は異なるのか調べてみました。
糖質量自体はパイナップル100gで11.6g、パイナップルジュース(ストレート)100gで10.2gと本体の方が多少高い程度の差です。
ただし、固形のパイナップルなら100g食べればお腹は意外と膨れるものの、ジュースになると100gは一気に飲めてしまい、さらに欲しくなります。
こうした点から考えると、パイナップルをそのまま固形で食べた方が糖質のとりすぎを防げると言えるでしょう。
まとめ:パイナップルの糖質はかなり多い要注意食材だが、食べ方次第では完全に避けなくても良い
パイナップルは糖質が多いフルーツなので、糖質制限ダイエット中にたくさんは食べられません。
ただし、食べ方に工夫することでどうしても食べたい時でも避けずに済みます。
肉料理や揚げ物といったメニューの食事の後に、ひとくちか少量だけ食べるようにしましょう。
食事自体で満足できるように工夫することが大切です。
食べて痩せられるダイエットに取り組むと、途中で挫折せずに長く続けることができます。
理想の体型を手に入れるまで、気長にダイエットするためにもここで紹介した食事制限方法をぜひ取り入れてみてください。