トマトの糖質
トマトには100gあたり3.7gほどの糖質が含まれています。
甘い味がするトマトでも意外と糖質量は少ないから、糖質制限ダイエット中も大量でなければ食べられると思われるかもしれません。
しかし、実際にはトマトを食べても太ってしまう可能性があることを、私自身のダイエット経験から知ることになりました。
体験から学んだ私は、その後はトマトの調理時に油を加えるなど工夫をすることで痩せることができたのです。
そこで今回は、トマトの糖質と食べて失敗してしまった理由、コツに気づいてからの食べ方、トマトを使ったおすすめのレシピと食べ方やGI値などについてまとめてご紹介します。
トマトの糖質を考えずに食べていた頃の失敗談
トマトは低糖質でありヘルシーな野菜なので、健康的にスリムになれると思い込んで食べすぎたからです。
確かにトマトは糖質が低く、且つリコピンやビタミンCなど栄養素も豊富に含まれていますが、そこだけを思い込み頻繁に食べることは果たして良いのでしょうか。
当時は思い込みからそんな疑問を持つこともありませんでしたが、思い返すと食べていてもお腹が満たされるのは一瞬ですぐに何か食べたくなっていました。
それもそのはず、トマトは9割以上が水分でできているため、お腹に溜まることはほぼないのです。
結局トマトを代用してもストレスになるばかりで、反動からどか食いに走りダイエットは見事に失敗したのでした。
失敗を活かしたトマトの食べ方
今ならトマトばかり食べていると糖質過多に繋がること、さらには生のトマトは体を冷やしやすいことなどから闇雲に食べることはしません。
トマトは水分が圧倒的に多く、腹持ちが悪いということを経験談から知ったからです。
それに気づいてからというもの、トマトだけでダイエットに取り組もうとはせず、マヨネーズを使うなど食べ方を工夫するようにしました。
またミートソースやトマトソースとして使う場合は肉やチーズを多めに使って料理を作ると、脂質によって腹持ちを高めることができます。
食べた時の満足度も高まり、食事に対するストレスも解消できるのでスムーズなダイエットに繋がっていきました。
トマトの糖質を考慮した食べ方とおすすめレシピ
失敗談を踏まえた上でおすすめしたいトマトを使ったレシピと、糖質を考慮した食べ方について私なりのポイントを解説していきます。
まずは、トマトを使ったおすすめレシピからです。
チキンのトマト煮込みの材料(1人分糖質量約11g、カロリー約230kcal)
- 鶏肉300g
- ウインナー 4本
- 舞茸・しめじ 各1パック
- パプリカ 1個
- なす中サイズ 2本
- ミックスビーンズ 1缶
- トマト缶 1缶(400g)
- にんにく 1片
- 調味料(コンソメキューブ2、ラカントS 小さじ1)
- 塩こしょう 適量
- 粉チーズ 大さじ1
チキンのトマト煮込みの作り方
- にんにくをみじん切り、鶏肉は大きめの一口大に、ウインナーとパプリカ、なすは食べやすい大きさにカットして、きのこは裂く。
- 大きいフライパンにオリーブオイル(分量外)を熱し、にんにくを炒める。
- 香りが立ってきたら、鶏肉を皮目から入れ焼き色を付ける。
- ウインナー・なす・パプリカ・きのこを加えさらに炒める。
- カットトマトと調味料を加えて蓋をし、ときどき混ぜながら約10分煮込む。
- 塩こしょうで味を整えて完成。
トマトは鶏肉やひき肉など肉類やチーズと相性が抜群です。
これらは脂質がしっかりと含まれており、食べると腹持ちが高くなるため、ダイエット中の過食予防に使えます。
ソースとして使う際には油で炒める、和えるといった調理方法をおすすめします。
加熱すると糖質はそのままで水分が飛ぶので味が濃縮してより美味しく感じられるでしょう。
トマトをもっと簡単にできるおすすめの食べ方
自宅で料理をしないという人のために、お手軽簡単なトマトの食べ方として、以下のメニューがおすすめです。
オリーブオイル(糖質量0g)と塩(糖質量0g)をかける
トマト中サイズ1個(150g)にオリーブオイルと塩を掛けたものは糖質量約5.6gになるので、美味しく簡単に低糖質メニューになります。
モッツアレラ(糖質量100gあたり約4.2g)などチーズと合わせる
クラフトのモッツアレラチーズは1袋あたり100gなので糖質量は約4.2gと計算し、トマト中サイズ1個を合わせることで糖質量約9.8gの贅沢低糖質メニューになります。
先ほどのようにオリーブオイルや塩は糖質量が0gなので、お好みで軽くかけるのもお勧めです。(ただし、カロリーの過剰摂取に気を付けましょう。)
それぞれ、お酒のおつまみにも役立つ時短メニューになりますので、ぜひ活用してみてください。
糖質とともに気をつけたいトマトのGI値
トマトのGI値は30で、白米(88)や玄米(50)よりもぐっと低くなっています。
GI値は高いほど血糖値を上げやすく、体脂肪を増やす、糖尿病へ繋がるといったリスクがあるので注意が必要です。
その点、トマトを食べても血糖値の上昇が緩やかなので、脂肪を溜め込みにくい体づくりのサポートとして使えると言えます。
まとめ:トマトは糖質、GI値ともに低いが満足度も低い
トマトは糖質、GI値ともに少ないものの、水分ばかりでできているのでそれだけで食べることはダイエット的におすすめできません。
もし減量中にトマトを食べるのであれば、マヨネーズやチーズ、肉類とともに調理すると良いでしょう。
脂質の多い具材や調味料を使うと腹持ちが高くなり、低い満足度を埋めることになるはずです。
おすすめのレシピを参考に、トマトを使った美味しい料理を楽しみながらダイエットに励んでいきましょう。